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御津町商工会

★大恩寺『山門』 (7-㉔)

50.png大垣十万石の殿様戸田釆女正が寄進した山門です。
かって、屋根がえの修理が行われたとき、2階の床の組物から寛文12年(1672)という建築年代のわかる墨書が発見されました。
禅宗三門の型式に準じて、唐様の建築ですが、上層屋根の垂木(たるき)は扇垂木(垂木と垂木との間が平行ではなく、放射状に配列してあるもの)になっていません。
この地方における山門建築として、代表的な遺構であり昭和29年2月5日、県の文化財に指定されました。

          広報みと❺文化財 昭和52年9月15日号より