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御津町商工会

㉑ 御馬湊 付御城米積立場跡

21.jpg引馬神社をあとに、国道23号の御馬信号交差点を南に入り、200mも進むと御馬漁港に出る。
この港は、江戸時代には御馬湊とよばれ、寛永12(1635)年に鳥山牛之助精明(吉良東上代官)と鈴木八右衛門隆政(牛久保代官)の両代官が制定した、三河五箇湊の―つとされていた。三河五箇湊は、御馬の他に大浜(碧南市)・鷲塚(碧南市)・平坂(西尾市)・犬飼(蒲郡市)があげられ、御馬湊は東三河の天領から上納される幕府年貢米を江戸に送る積み出し港とされた。当時は、港から引馬神社方面に向う道の東側に倉庫、西側に廻船間屋があり、多くの人々が行きかいにぎわいをみせていた。

    豊川の歴史散歩小坂井の町から御津へ 平成25年10月発行より