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御津町商工会

⑰佐脇神社

17.jpg脇城跡を出て、住宅街を北西方向ヘ300mほど進むと佐脇神社がある。佐脇神社はかつて熊野権現と称していたが、明治時代の神仏分離策により佐脇神社に改称された。平安時代の末頃に、熊野三山(和歌山県)の神々を奉じた人々が、この地に入り神社を創建したのが始まりと伝えられる。

佐脇神社摂社五社宮本殿【市指定有形文化財】
持統上皇行在所伝承地にあった御所宮が、明治6(1873)年の一村一社の制により当社に移されたもので、境内の向かって右手奥にある。
建物は3間社切妻造という構造で、正面に向拝(廂)を設けている。棟札や建築様式より、延宝5(1677)年の造営と考えられている。江戸初期の建築様式を伝える貴重な建物である。


    豊川の歴史散歩小坂井の町から御津へ 平成25年10月発行より