総社をあとに東へ200m進み、南に入る小道を300m進むと、右手に白鳥神社がある。つきあたりの交差点を東に曲がり100m進むと、下り坂の左手に浄土宗寺院の法雲寺がある。法雲寺入口にある山門は言い伝えによれば、もと東海道赤坂宿の陣屋にあった門という。
木造延命地蔵菩薩半珈像 【市指定有形文化財】
本堂の向かって左にある地蔵堂に、木造延命地蔵菩薩半珈像が安置されている。寺伝によれば、弘法大師が彫刻した三体の地蔵菩薩の一つ(法雲寺の他には高野山延命寺、名古屋市熱田区の法持寺)であるという。
堂内には、病気の平癒・安産と育児などのお礼の額が奉納されている。
豊川の歴史散歩:❺三河天平の里から財賀・萩の山あいを行く 平成25年10月発行より