小規模事業者の活躍を応援します。

御津町商工会

⑱星野神社

野口城のある231-1.jpg城山の東を通る市道を北へ700m進んだつきあたりに星野神社がある。この神社は、古くは日吉社あるいは山王宮とよばれ、近江坂本(滋賀県大津市)の日吉神社の祭神を勧請したと伝えられている。

星野神社本殿 【市指定有形文化財】
拝殿の奥にある本殿は、七間社・切妻造・柿葺の建物である。内陣の板壁の墨書や棟札より、寛永18(1641)年に神主の山口四郎左衛門らを願主として、赤坂の大工平野六左衛門によって造られたことが分かる。覆屋に収められているため外からほどんど見ることができないが、県内でも七間杜は岡崎市の滝山日吉山王社本殿と星野神社本殿に限られ、珍しい建物である。

   豊川の歴史散歩:❺三河天平の里から財賀・萩の山あいを行く 平成25年10月発行より