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御津町商工会

⑨佐奈川

桜ヶ丘ミュージア72-2.jpgムを出て南西方向へ向かい、開運通りを西へ進むと、佐奈川にかかる開運橋に出る。現在の佐奈川の直線的な流路は、昭和14(1939)年から28(1953)年にかけて行われた河川改修工事によるものであり、それ以前は大雨が降ると時に氾濫し、周囲に大きな被害をもたらしていた。現在では、工事終了の時に植樹された桜が成長し、春には佐奈川堤は花見の名所となり、また季節を通じて散策路として市民に親しまれている。佐奈川のサナは、七輪のサナが灰を落とすように、川の水が地下に浸透してしまう意味に通じるといい、帯川との合流点より上流では、扇状地を流れる河川の特性である水無川の状況を見ることもできる。

    豊川の歴史散歩豊川の町から牛久保の町へ 平成25年10月発行より