豊川海軍工廠戦没者供養塔をあとに、北へ600mほど行くと、豊川地域文化広場(桜ヶ丘公園)がある。この場所は、かつて桜の名所として親しまれた「桜の馬場」とよばれた場所であり、今も公園のあちこちに桜の古木がみられ、その名残りをみせている。
公園内には、屋根の曲線が美しい2階建て建物の桜ヶ丘ミュージアムがある。
桜ヶ丘ミュージアムは、昭和58(1983)年に豊川地域文化広場内に開設された「ふるさと資料館」と「ふれあいホール」を改修し、平成6年に開館した美術博物館である。館内1階には、市内の歴史について様々な資料を展示して紹介する豊川市郷土資料展示室がり、千両の銅鐸・財賀寺の木造阿弥陀如来坐像・御油宿交通関係資料など指定文化財も多く展示されている。同じく一階にある美術作品展示室では収蔵作品が公開されており、定期的に展示作品が入れ替えられている。館では、歴史・美術の企画展を年に数回開催しており、また市民ギャラリーでは多くの一般の方々の作品展も行われており、年間を通じて私たちを楽しませてくれる。
豊川の歴史散歩:❷豊川の町から牛久保の町へ 平成25年10月発行より
利用時間 午前9時~午後5時
休館日 毎週月曜日(ただし、豊川市主催の展覧会開催中は、祝日の月曜日も開館します)
電話:0533-85-3775 ファックス:0533-85-3776
場 所 愛知県豊川市桜ケ丘町79-2