いか祭
御津神社の祭神が、伊勢方面からこちらの海岸へご上陸になったとき、大塚村の人がとりあえず手持ちのいかを差し上げたという。こういういわれによって、いかは御津神社に献納されないうちは氏子の人は遠慮申し上げて食べないという風習が残っている。むかしは、お祭りのときのいかは西大塚村から奉納されたという。
大恩寺と御津神社
大恩寺は、御津神社の神様が大恩寺の鐘がききたいから近くにこいといわれたので、御津神社のそばに移ってきたが、それ以来住職は御津神社の例祭の宵祭りの日に参拝して、阿弥陀経をあげることになっていた。
広報みと:❹郷土の伝説 昭和51年12月15日号より