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御津町商工会

◇ 地名考② 上佐脇・下佐脇・新田

上佐脇、下佐脇とともによく他町の人は、上と下とを略して単に佐脇と呼んでいる。佐脇村当時の呼称が残されたものであろうか。地名についてはその昔海辺がこのあたりまで湾入していて、波風が立ちさわぐところから、さわぎ…さわきと言われたのであろうかという。
また、下佐脇新田の名は読んで字のごとくであるが、ここは、慶長6年、白井次郎太夫という人が津島天王の御浜木を植えて氏神様を創建したといわれているが、新田の開発は文政元年で石高12石2斗5升8合であった。はじめは天領であったが、天保元年から明治維新までは西尾藩領であった。

       広報みと❸郷土のいわれ 昭和50年2月20日号より