小規模事業者の活躍を応援します。

御津町商工会

⑩大木進雄神社

服織神社をあとに県道21号を西に400m進んだ交差点を南にまがる。そして400m265-3.jpg行くと右手にグランドがあり、その西側に大木進雄神社がある。
進雄神社のはじまりにいてはよく分からないが、かつては牛頭天王社とよばれていた。明治時代の神仏分離策により現在の神社名に改称されたが、境内には明治時代以前の神仏習合の名残りもある。拝殿前広場の東にある小さな瓦葺きの建物は神宮寺(神社内に仏堂を設けたもの)の建物で、手水舎の建物は元は鐘楼である。また、進雄神社は大般若経600巻(市指定有形文化財)を所蔵しているが、これも神仏習合の名残りであり、現在この大般若経の転読会(経典を略読すること)が、1月の第2日曜日に大樹院(大木町新町通)で行われている。参道の途中にあるニノ鳥居は、正徳2(1712)年に建てられたもので、市内では3番目に古い石鳥居である。

    豊川の歴史散歩:❻本宮山麓を行く 平成25年10月発行より